Pのブログ

プロデューサーがエンタメの必要性を考察する

LIVE REPORT: [ALEXANDROS]@ZEPP OSAKA BAYSIDE 20181221

12月21日、[ALEXANDROS]のライブに行ってきました。

着実に“世界一"のロックバンドへの道を歩んでる気がして嬉しく思っております。

 

やりたい曲とヒット曲のギャップ

で、前回のツアーでボーカルの川上洋平

「自分達のやりたい曲をやりました。」

と終演後に話してて、

彼らの一番のヒット曲「ワタリドリ」をやらないという選択をしていました。


[Alexandros] - ワタリドリ (MV)

 

フェスやオムニバスライブであれば

やはりヒットメドレーにして新たなファンの獲得を目指すのが正攻法。

でもワンマンライブはもっとディープなファン(及びその予備軍)なので

その選択は間違ってないと個人的には思う。

でも大半のライトファンとしてはやってほしかったんだろうなーと…。

 

ヒット曲をやりたくない理由

これはあくまでも予想でしかないのですが

ひとえに「本当に作りたい曲ではない」のではと思ってます。

[Champagne]というバンド名でやってた頃は英語詩の歌がかなり多く

パッと聴いたときに洋楽かと思うような激しいロックが多かった印象。

メジャーデビューを果たしたことで

ある程度売れる曲を求められるようになったことが原因なのではと考えています。

現状はライブも即完売し、スタジアムでも開催できるようになったので

そういった趣向も認められつつあるのかなと思います。

 

一発屋を避けなければならない

音楽においてもお笑いにおいても一発屋というのが存在している。

その原因のひとつとされているのが

「コンテンツの消費過多」。

もちろん曲をかけるのもとあるネタをやるのも

減るものではないんだけど

実際に価値が減ってしまっているという現象。

テレビ局の人とかは現状ブームに乗っかるしかないので

一発屋製造工場になりかねない。

それを避ける意味でも、まさにタレントが取るべきスタンスだと思います。

 

世界一になることを公言

また彼らは世界一というワードを常に公言しています。

バイリンガルで言葉の壁が無いことも大きな武器だけど

それを抜きにした圧倒的な想いがあるので

そういったコンテンツ消費をしてる暇があれば

いい楽曲をもっと作って発信していきたいのではないでしょうか。

楽曲面でもいわゆる「邦ロック」とされるジャンルではないですし

いろんな面で[ALEXANDROS]というブランドを固めていっている印象があります。

 

 

で、結局この日もワタリドリはやりませんでした。

頑なだなぁと思ってたけど、他の公演ではやってたみたい。

次は3月の大阪城ホール。楽しみにしておるぞ。

 

P